日常生活で「ゲイの友達が欲しい」という言葉をよく耳にしませんか？

アメリカでは「BGFF（best gay friends forever）」という言葉があります。「ゲイの友達が欲しい」という言葉の中にどのような意味が含まれているのかはっきりとは分からないものです。だからこそ、不快に感じる人も少なくないでしょう。 実際にゲイの男性は、自分がゲイであることをカミングアウトした時に「ずっとゲイの友達が欲しかったんだ〜！どうして早く言ってくれなかったの？」と言われるとショックを受けるそうです。

自分自身について話しているのに、「ゲイ」という言葉に全てを集約されてしまうのは悲しいですよね。お互いが傷つけ合わないためにも、相手を事前に理解しておくことが大切です。

一般的に、ストレートな男女はゲイに対して一方的なイメージを持っているようです。話が上手・服のセンスが良い・毒舌でおもしろい・恋の話になると素敵なアドバイスをしてくれる。

これはテレビやインターネットの中だけで作り上げられた、固定化されたイメージです。

実際に、クリエイティブな領域や芸術的な能力で秀でている人は沢山いますが、それはごく一部で、そんな風に見えているだけなのです。会話が苦手でオシャレにも興味がなく、ユーモアのない毒舌のゲイも沢山います。全てのゲイがユニークで心が広くどんな相談にも乗ってくれるというわけではないということを覚えておきましょう。

長く楽しく、人間関係・友人関係を続けていきたいですよね。そのためにも相手の立場を尊重して、理解し合える環境を作っていくことが重要です。


 執筆：街コミNAVI編集部