日本中、世界中では日々、日本一や世界一にむけた挑戦が行われていますよね。

そうした記録の中でも、自治体など、団体が挑むものとしてポピュラーなものが「巨大化」記録。「世界一大きな○○」「日本一長い○○」などを製作するチャレンジです。

そんな中、山形市では「日本一の鍋」を製作する壮大なプロジェクトが進められ注目を集めています。 山形市では秋には家族や友人と河原で芋煮を食べるのが恒例行事となっていて、そんな山形の文化を発信しようと、山形市制100周年を記念して、1989年から巨大鍋で芋煮を食べる「日本一の芋煮会フェスティバル」というイベントを開催。

これまでに山形の秋の風物詩として定着してきて、今年の秋に30回目を迎えようとしています。イベントの初開催に当たっては、直径6メートルの大なべ「鍋太郎」を制作（現在は二代目）。

それを使って日本一の鍋料理を作るというのをウリにイベントを開催してきましたが、2001年に岐阜県高山市のイベントで鍋太郎を超える直径6.1メートルの大なべが登場。

以来、日本一の座をあけ渡してきました。しかし、次回30回大会を迎えるのにあたり、山形市では王者奪還に向けて3代目鍋太郎の制作プロジェクトを開始。クラウドファンディングで約3,000万円もの寄付を集めました。

来年の春～夏にかけて直径6.5メートルの三代目を製作し、今年のフェスティバルでお披露目する予定ということです。これまでの鍋太郎はモニュメントとして展示されているということなので、山形を訪れる際には一度見に行ってみてほしいですし、イベントに参加できる人は参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部