皆さんは普段、近くの施設やお店を探すとき、目的地を探すときには何を使ってその場所を調べるでしょうか？

昔は事前に調べた住所を頼りに歩いたり、街の案内板を探してそれを見たりしていましたが、今ではインターネットで検索すれば正確な情報が簡単に手に入りますし、ほとんどの人が「地図アプリ」を利用して目的地まで向かうのではないでしょうか。

こうした地図アプリ、位置情報アプリは進化し続ける一方ですが、こうしたアプリを活用する取り組みは様々な現場で進められています。そんな中、三重県伊勢市では、消防が「全国水利台帳」というアプリを導入することにしたと公式に発表し、注目を集めました。 「全国水利台帳」は、株式会社Place onが2016年からサービスを開始したスマートフォンアプリで、全国各地の防災用の水利（災害対応用水場）や防災設備を検索できるというもの。

メンバー登録したユーザーから提供された情報を追加していくことで、どんどん進化していく点も特徴です。

消防関連の人はもちろん、自主防災にも役立ててほしいと開発されたということですが、全国の消防隊でも実際に活用され、非常に好評を得て、急速に利用が広まっています。

伊勢市では、情報を公開して市民生活に役立ててもらおうという「オープンデータライブラリ」の一環として、アプリに対して伊勢市が持つ水利の情報を一括提供。

かなり充実した情報がそろい、伊勢市消防本部でもアプリの利用を公式に決めたということです。伊勢市に限らず、これからさらに利用が広まり、そうなるとさらに情報が集まって有用な？アプリになっていくことが予想されます。

みなさんも、いざというときのためにダウンロードしておいてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部