（2018年3月19日に書かれたコラムです）

皆さんはお役所というとどういうイメージがありますか？

やはりお役所というと、「お役所仕事」という言葉もあるように、なんだか人間味や面白みの薄いようなものというイメージがある人も多いのではないでしょうか？

しかし最近では、そんな役所のイメージを払しょくしようとユニークな広報活動を行う自治体が出てきたリ、これまでにはなかったような取り組みを行う自治体も増えてきていますよね。

岐阜市では、職員の採用案内のパンフレットを、ポップで分かりやすいものにしようという努力が進められていて、注目を集めています。 岐阜市では、役所により親しみやすいイメージを持ってもらい、優秀な人材を募集しようと、4年前から有志職員によるパンフレット作りを開始。

今回も20〜30代の職員8人が参加して、若手職員の視点から、就活生に有用なパンフレット作りが進められました。

完成したパンフレットは表紙を含めてフルカラーで12ページ。まず開いて最初の見開きでは、「岐阜市×信長公」と題して、岐阜市の特徴などを紹介。さらに市役所の組織編成や職種などを、図や実際の職員や職場の写真を豊富に用いて説明しています。

それほどお堅くなく、カラフルで見やすいものになっているので、就活生はもちろん興味が出るでしょうし、就活をするわけではない人でも楽しんで読むことができてしまえるほど読みやすい内容になっています。

さらに、昨年からは採用案内の動画も製作。実際の職員へのインタビューを中心に、コンパクトにまとめられた内容となっていて、こちらも見やすい動画となっています。2015～2018年のパンフレット、2017、18年の案内動画は岐阜市のホームページから見ることができるので、就活生の人はもちろん、就活生でない人も、岐阜市に住む人には皆さんに見てみてもらいたいです。

こうした親しみやすいお役所を作る取り組みが岐阜だけでなく全国各地で広まってほしいなと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部