（2018年4月30日に書かれたコラムです）

最近高速道路などで「あおり運転」による悲しい事故が起こっていますが、この世情を受け、佐賀県警はゴールデンウイーク期間中の4月28日から5月6日、佐賀県内の高速道路であおり運転の危険運転を上空からヘリコプターを使って取り締まる取り組みを行っています。

昨年6月、神奈川県の東名高速道路であおり運転されたワゴン車の夫婦が死亡した事故を受け、初めて空からの監視に乗り出しました。 そもそもあおり運転に該当する行為はと言いますと…

・前方の車に接近して速度を上げるよう挑発する ・車体を極めて接近される幅寄せをする ・左側から追い越す・・・などが

道路交通法の車間距離保持義務違反や安全運転義務違反などにあたります。

佐賀県警が昨年、高速道での危険運転に関して受けた相談218件のうち、49件があおり運転についてだったそうです。さらに今年1月から3月には「あおり」という表現を用いた通報が前年の同じ時期の約2.4倍に上る19件あったそうです。

取り締まりはゴールデンウイーク中の複数日、地域課航空隊のヘリ1機で行っています。上空から危険運転を確認し、パトカーで摘発。佐賀大和インター入り口では監視中であることを表示し、危険運転の抑止にもつなげているそうです。

ゴールデンウイークなどの交通量が増える時期は、さらにこういった「あおり」行為は増えるものだと思います。監視・摘発されると言っても、すべてが発見されるわけでもないと思いますし、高速道路を利用する際は、一人一人が安全意識を持って運転して欲しいものです。


 執筆：街コミNAVI編集部