（2018年8月31日に書かれたコラムです）

佐賀県からのニュースです。

佐賀県のシンボル「佐賀城」周辺のお堀に美しい景観をつくり、新たな佐賀の風物詩にしようと「第3回水鏡プロジェクト」が9月8日に佐賀城公園南堀で行われます。主催は佐賀県建築士会です。 プロジェクトでは、佐賀城のお堀の水に灯籠を浮かべて作り出す幻想的な景観をお堀端から眺めるほか、和船で遊覧も開催されます。

佐賀県建築士会関係者によりますと、城内地区は昼間の景観は良いものの、付近に住宅が少なく、夜になると辺りが真っ暗になるため、夜の景観も美しくしたいと企画されました。

2016年の第1回では地元の人たちだけでこじんまりと行われていましたが、第2回は参加者が増え、和船遊覧の受け付けに行列が出来るほどだったと言います。

3回目となる今回は「未来へ繋ぐ今宵だけの特別な時間」をテーマに、灯籠の数を前回の300個から400個に増やし、8月19日には佐賀市街なか交流広場「656（ムツゴロウ）広場」でお堀端の景観を飾るための「灯り作りワークショップ」が開かれ、多くの親子連れが絵具やクレヨン、マスキングテープなどを自由に使って灯籠に使う和紙を装飾しました。

関係者は「佐賀らしいゆったりとした雰囲気の中、みんなで作った灯籠に灯りが灯る風景を一人でも多くの方に見に来てもらい、水鏡プロジェクトを佐賀の新しい風物詩にしたい。このプロジェクトをきっかけにお堀端に集まった人たちが交流する機会を持ち、それが未来を作る地域コミュニティの形成につながれば」と話しています。

街の景観を守りつつ、地域を巻き込んだ活動ワークショップの開催など、段階を踏みつつ行われているところ、イベントが成長している様子がとても素晴らしいと思いました。ぜひ成功して欲しいです。


 執筆：街コミNAVI編集部