（2018年9月1日に書かれたコラムです）

佐賀県からのニュースです。

佐賀県庁で障がい者サークル「はーとあーと倶楽部」が5周年記念の作品展を開催しています。

佐賀県立金立特別支援学校の在校生・卒業生などで構成される「はーとあーと倶楽部」の作品展「5年のあゆみ展」が、佐賀県庁県民ホールで開催されています。 佐賀県立金立特別支援学校の保護者有志が2013年1月に立ち上げたこのサークルは、「日々を暮らし、成長を重ね、やがて社会へ。そんな子どもたちに楽しみの場を」とテーマに佐賀女子短期大学准教授の大江登美子さん指導のもと、普段の創作活動や出前ワークショップ、作品展示活動を続けて来ました。

これまで5年間の活動と作品を通じて、みんなに笑顔になってもらいたいと、佐賀県などが協力し、佐賀県庁での作品展を初めて企画しました。

作品展にはこのサークルで活動する中学生から20代のメンバー13人の作品や、太陽を中心に鳥が羽ばたく様子を描いた作品などを展示するほか、大型スクリーンでは映像でメンバーや活動の紹介を行っています。

大江さんは「今回、展示用パネルの手配や会場レイアウトの図面作りなど、これまでの作品展示ではない経験もしたが、照明の当て方など細かいところまで工夫した分、みんなの作品がいきいきと際立つ展示になった」と話しています。

やはり作品を作る以上、展示の場があるということはやりがいなどにもつながりますし、5年という節目にあたり活動を振り返るという意味でもこの展示は意義があるものではないでしょうか。

「はーとあーと倶楽部」の作品展「5年のあゆみ展」は、9月2日まで佐賀県庁県民ホールで開催されています。入場は無料。開催時間は午前10時から午後5時まで。最終日は午後4時までとなっています。ぜひこの機会にお出かけになってみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部