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2019.01.09.

新潟・長岡市の餅がピンチ


(2018年12月31日に書かれたコラムです)

年末年始を前に食材の買い出しに出かけている方も多いことと思います。食材の内容には地域差、個人差はあると思いますが、誰しもが購入するモノのひとつは「餅」ではないでしょうか。

そんなお正月に欠かせないお餅が、今年ピンチを迎えています。この夏の猛暑、雨が少なかったことで米どころ、新潟県のもち米の収穫量が減り、原料が十分に確保できない事態となっているそうです。
情報元ソース:グノシー 猛暑少雨でお餅がピンチ 丹波の黒豆も収穫量↓
https://gunosy.com/articles/aHJAh
自然災害や異常気象に見舞われた2018年。そしてそのしわ寄せが年の瀬にも目だってきています。

ここで新潟県の中でも有数の米どころ「長岡市」の状況をお伝えしましょう。長岡市では初春に向けた餅づくりが急ピッチで進められましたが、そもそも肝心のモチ米に今年は異変が起こっているそうです。

そもそも米の粒自体が小さくなってしまっており、今までに比べると量が3割ほど落ちてしまったのだそうです。

長岡ではこの夏、雨の量が極端に少なく、6月は平年の30%。7月にいたっては12%しか降らなかったそうです。さらに餅を製造する業者は「あちこちにある湧き水が止まってしまって、何も出なくなってしまった。だから全然水が行かない田んぼも何か所もあったんです」と話しています。

正月用の餅までは何とか大丈夫の見込みですが、それ以降は製造できない可能性もあるそうです。

餅米を使うものとあって、なかなか一晩二晩で出来るものではありません。今期餅を製造できないことで経営が傾いてしまう業者もあるかもしれません。

そういう意味では、長岡の餅業者にとっては2018年年末は正念場かもしれません。


 執筆:街コミNAVI編集部