（2019年7月30日に書かれたコラムです）

夏本番を迎え、夏野菜もスクスク育つこの季節。子どもたちも夏休みに入り、農業が盛んな県では、子どもたちが仕事体験を行うイベントが開催されています。

ここで静岡県藤枝市のニュースをご紹介します。 藤枝市のJA大井川は7月27日、児童が一日子ども店長を務める仕事体験を藤枝市青木にあるJAファーマーズマーケット「まんさいかん藤枝」で行いました。

子ども店長に任命されたのは藤枝市内の小学生4人。

児童たちは試食コーナーの案内や店舗入口でのかご配り、商品の整頓や品出しなどに取り組みました。試食コーナーではキュウリの浅漬けなど旬の夏野菜や調理方法を来店客に紹介し、商品の販売促進に貢献しました。

児童の一人は「野菜が好きで、店長の仕事にも興味があって応募した。お客さんに勧めるのは大変だったけれど楽しい」と話していました。

地元の産業に関心を持つことは良いことですし、何より職業体験をすることで自身の今後、将来の目標の選択にもつながる経験だったのではないでしょうか。

また何気なく食卓に並んでいる野菜が、どのような流れで店頭に並び、購入者の手に渡り、食卓に届いているのかというのを目の当たりにすることで、食に対する意識も変わるのではないでしょうか。

また仕事として携わることで責任感や連帯感なども身をもって学ぶことが出来ると思います。

実際に働いている現場の方々には負担になることではありますが、子どもたちの夏休みという期間を生かし、こういった取り組みがもっと行われてもいいのではないかと思いました。


 執筆：街コミNAVI編集部