（2018年3月21日に書かれたコラムです）

皆さんは、普段移動にどんな手段を使いますか？

電車やバスといった交通手段を使う人も多いと思いますが、自転車を利用しているという人も多いのでは？

健康志向、エコへの関心の高まりからも、自転車を使う人も増えていますし、自転車を使った地域おこしを計画する自治体も増えるなど、自転車の需要は高まっていますが、そんな中、注目を集めている新サービスといえば「シェアサイクル」ですよね。

シェアビジネスが広まる中、シェアサイクル事業に参入する企業も増えてきていますが、そんな中、静岡県藤枝市では、自治体と第三セクター企業がシェアサイクル事業を開始し、注目を集めています。 藤枝市が今回導入したシェアサイクルは、「ステーション」と呼ばれる専用の駐輪場で自転車を借り、市内に設置されたどのステーションでも返却をすることができる、いわゆる「乗り捨て」返却が可能というシステムのシェアサイクル。

スマートホンを利用して貸し出しや返却が行えるので、面倒な手続きが必要ありません。

また、IoTを活用してシェアサイクルの利用状況を取得することで、観光客や利用者のニーズを知ることができ、マーケティングなどにもつなげることができるとしています。

3月9日から運営が開始され、JR藤枝駅に2か所、市役所、蓮華寺池公園の計4か所のステーションに11台の自転車が設置されました。

自転車が電動アシスト付き自転車となっているのもうれしいところです。

藤枝市としては、中心市街地を起点に中心市街地内や蓮華寺池公園など、市内各拠点への移動利便性や回遊性の向上を図って、中心市街地と市内観光拠点との交流をさらに促進させ、環境にやさしいまちづくりを推進するという狙いを持っていて、ステーションの数もこれから増やしていく予定なのだそうです。

以前からレンタサイクルなどはありましたし、これからシェアサイクル事業もさらに進められていく可能性も高いでしょうから、藤枝市の人はもちろん、皆さんこれからの動向に注目していてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部