近年、これまで以上に注目されている考え方に「産学官連携」がありますよね。

企業・学校・公的機関が一体となって取り組みを行うというもので、全国各地で大小問わず、様々な連携が生まれていますが、静岡県藤枝市には、10月11日、新たに「藤枝市産学官連携推進センター」という施設が誕生して話題となっています。

地域の企業や大学、行政などの交流拠点としてJR藤枝駅南口のBiVi藤枝1階に設けられたこのセンターには、活動交流スペースやセミナールームに加え、地産地消の取り組みを進める食メディアラボなどを設け、広さはなんと約750平方メートル。 専門家が起業などのビジネスに関する相談を受け付ける窓口「EG支援センターエフドア」も、同センター内に移転され、藤枝市では、ここを拠点に、産学官でICTの活用も含めた地域産業競争力の向上と学生の地元定着化を図るとしています。

藤枝市は現在、ITを活用したまちづくりを推進する活動を行っていて、実際に現在ソフトバンクと協力して小学生の見守りサービスの実証実験を行っている最中。この産学官連携の推進もそうしたITの町推進としての意味合いが強いようです。

静岡産業大学の駅前キャンパス「BiViキャン」も、この日同時にオープンされ、まちづくりへの学生の積極的な参加も呼び掛けていく方針を打ち出しています。

藤枝市がこの施設をどのように活用して行くのかはこれから気になるところですが、藤枝に住んでいるかなり多くの人が産学官のいずれかに属する人だと思いますし、一度何かの機会に施設を訪れてみてはいかがでしょうか。

何か新しい世界が開けるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部