日本全国、皆さんの住んでいる地域にも、その地域独特の文化というものはありますよね。

特に方言や郷土料理、郷土のまつりや伝統芸能などはよく注目を集めることが多いですが、郷土の文化を伝えるものとして忘れてはいけないものに「郷土玩具」というものもあります。

人形などを中心にその地域の文化を反映した郷土玩具は、改めて見てみると、新しい発見もたくさんあるもの。

静岡県藤枝市の藤枝市郷土博物館・文学館では、そんな郷土玩具にスポットを当てた企画展「お正月を彩る郷土人形―優美な女性と犬の郷土玩具ー新井智一コレクションを中心に～」が開かれています。 玩具コレクターとして知られた元静岡大学教授の故・新井さんが収集した郷土玩具コレクションの中から、立娘・舞妓・花魁・子守り・土雛など、優美な女物の郷土人形を紹介するこの企画展。

新井さんは人形やてまりなど、、日本の伝統的な玩具研究の第1人者で、そうした玩具に関する本や論文なども多数執筆しています。

郷土人形コレクションは約5,000体にも上り、そこから選りすぐりのコレクションが展示されるということで、これまで郷土人形をほとんど見たことがない、よく知らないという人でも、その多様性に驚くはず。

今回は今年の干支である戌にちなんで、全国各地の犬の郷土玩具も紹介しているということで、郷土、そして日本の文化を存分に楽しむことができます。

郷土玩具と聞いてピンとこない人でも行けば楽しめると思うので、藤枝の人は是非行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部