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2020.05.21.

津田沼一丁目公園に展示されている貴重な蒸気機関車


現在では鉄道といえば電車を指すことが当たり前となっていますが、古くは蒸気機関車が人や物を運んだりと活躍していました。

そんな今でも貴重となった蒸気機関車の中でも津田沼に残されているとある蒸気機関車に今、密かな注目が集まっているんです。
情報元ソース:GetNavi web 海と楽しいキャラクターが迎える「ごめん・なはり線」の魅力
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200404-00010001-getnavi-ind&p=1
津田沼にある「津田沼一丁目公園」、この公園に展示されているのは小さめな蒸気機関車「K2形蒸気機関車134号」は今も残る車両の中でも旧日本陸軍鉄道連隊の面影が残る貴重な車両なんだとか。

今でも津田沼でひっそりと展示されているこの蒸気機関車は当時は水と石炭を機関車本体に積載するタイプの"タンク機関車"として合計、47両が製造されたそうです。そして海外での運用を想定して作られたのですが、実際にはそのほとんどが海外に送られることはなく、日本国内で運用されていたのだとか。中でもこの津田沼に展示されているK2形134号は、ここ津田沼で教育訓練用として使用されていたものだそうで、その後も西武鉄道で使用されたり、運用が終われば遊園地で展示されたりという経緯があったそうなんです。

そして、最終的には製造当初に活躍していた津田沼に帰ってきて今も展示されているというわけなんですね。

もともとは海外向けに製造されたのにも関わらず、実際には軍用から旅客鉄道へと利用されたりと人々の生活を支える働きをした後は故郷である津田沼に帰ってきたというまるで人間の一生のような歴史を歩んできたこちらの蒸気機関車はまさにこの車両のみです。

鉄道好きの方もそうでない方も長い歴史を歩んできた津田沼に所縁の深いこちらの蒸気機関車の姿を一度見てみてはいかがでしょうか?

(2020年5月19日に書かれたコラムです)


 執筆:街コミNAVI編集部