佐賀市は『ようかんの年間支出額』が全国で一、二を争う事を 皆さんご存知でしたか？

しかし、そういう流れもいつまでも続かず 佐賀では、ようかん年間支出額が年を追って減少しているようです。

食の多様化や若者の和菓子離れがあるとされていますが 業界もこのまま黙っているわけではありません。 佐賀県小城市の和菓子メーカー『村岡総本舗』では「羊羹のおいしさ講座」を開き 製造工程の映像や小豆の種類や製法が異なる商品の試食の他 ようかんの由来や夏目漱石などの文豪に愛されたエピソードを紹介し ファン層の拡大を狙っています。

この他 コーヒーとチョコレート、ブランデー、イチゴ、ワイン味の5種類の洋風ようかんを およそ30年前から販売している、佐賀県の別の和菓子メーカーでは 風味が引き立つように改良を重ね、売れ筋商品へと成長させたそうです。

和菓子の中に洋菓子の要素を取り入れるということは やはり、ライバルはケーキやチョコレートなどの洋菓子なのでしょうか。

ちなみに、総務省の家計調査によると 佐賀市の1世帯当たりのようかん年間支出額は1333円で全国2番目。 かつて、全国1位だった頃は1603円だった頃から270円も減少しているんですね。

しかしながら海外の「和食」ブームを受け 輸出を図る動きも活発化しているという嬉しいニュースもあります。

佐賀のようかん文化を世界に発信して 様々な地域でようかんの消費量が上がるといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部