



2015.09.30.
葛飾・立石の下町風情
今でも昭和の風情を残している東京・葛飾区の立石エリア。
大衆酒場街として昨今は人気を集めていますが そのエリアも現在は再開発による消滅の危機にあります。
情報元ソース:週刊SPA!
昭和の街並みが失われつつある「立石の呑んべ横丁」にスナック芸人・玉ちゃんが潜入
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150903-00912623-sspa-soci
葛飾といえば、映画「男はつらいよ!」でお馴染みの寅さんゆかりの地です。
現在では、テレビドラマ「ど根性ガエル」のロケ地としても知られている葛飾。http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150903-00912623-sspa-soci
そのレトロでどこか懐かしい雰囲気を楽しみたいという若者から じわじわと人気を得ている街なんですね。
そんな魅力たっぷりの葛飾・立石ですが 沿線から取り残された京成立石駅の高架化と、駅周辺の再開発が 計画されているそうです。
現在の昭和レトロな雰囲気をすべて取り払って おしゃれな広場と複合ビルのある街に変貌させようというのが 葛飾区と京成電鉄の思い描いている21世紀の姿。
大衆居酒屋でお昼からお酒を楽しみたいという人々が長年集う街に おしゃれな広場や複合ビルが立ち並ぶことが、喜ばしいと思えない部分も感じます。
駅を降りて少し歩くと「呑んべ横丁」というレトロな看板が現れます。 その中に潜入すると、路地の頭上はアーケード風のトタン屋根でおおわれていて 赤ちょうちんや赤のれんのぶらさがった、古めかしい居酒屋がずらりと並んでいます。
現在では、老若男女から愛されており、観光地として足を運ぶ人も増えています。 2000円もあれば、おなか一杯食べてお酒を楽しむことができる「呑んべ横丁」。
この横丁がなくなりショッピングモール等の開発が進めば 東京はどこを訪れても「同じような雰囲気」といった 味気ない街になってしまうのではないでしょうか。
葛飾区の立石が現在のままの姿で残る事を 切に願います。
執筆:街コミNAVI編集部