また大規模な震災が起きてしまいましたが 東日本大震災の復旧もまだまだ課題が山積みとなっています。

そんな状況ですが、確実に一歩ずつ復興への歩みを進めているのも事実です。 岩手県久慈市にある久慈地下水族科学館「もぐらんぴあ」は、東日本大震災の際の津波で 施設が全壊してしまいましたが、23日に約5年1か月ぶりに再開しました。 「もぐらんぴあ」は、1994年に国家石油備蓄基地の作業杭を活用して開館。 2005年には国土交通省のみなとオアシスにも登録されていました。

日本で唯一の地下水族館で、約200種類2000匹の魚介類が展示されていて トンネル水槽では海中にいるような体験もできて岩手県のみならず、全国の観光客からも好評でした。

被災後は「まちなか水族館」として 久地駅前の空きテナントを使って代替施設をオープンしていましたが 施設再開に伴いこちらの代替施設は3月末で営業を終了したとのこと。

従来通りのメインのトンネル水槽をはじめ、震災を生き抜いたアオウミガメ「カメ吉」などを展示。 南部潜りや海女のパフォーマンスなどもあり、見どころ満載となっています。

また、新たに防災学習展示室や、支援を継続してきたタレントのさかなクンのコーナーなども設けられ 被災地・岩手の未来への覚悟がうかがえます。

3日は午前10時からオープニングセレモニーが開始され、その後営業開始されたようです。 震災後岩手を訪れていない方も、この機会に岩手を訪れてみるのもいいのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部