2016.05.12.
新潟で日本遺産認定
世界遺産はご存知という方も多いですが・・・では、日本遺産はご存知ですか?
「世界遺産があるんだから、日本遺産もあるでしょ?」という声が聞こえてきそうですが 実は日本遺産は昨年制定されたばかりの新しい制度で今年も選定が行われ 先月25日発表されました。
そして、新潟県内の新潟、三条、長岡、十日町の4市と津南町が共同で提案した 「『なんだ、コレは!』信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」が 日本遺産として認定されたそうです。
情報元ソース:産経ニュース
日本遺産に「信濃川流域の火焔型土器と雪国文化」
http://www.sankei.com/region/news/160426/rgn1604260032-n1.html
日本遺産は、「地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを
『日本遺産』として文化庁が認定するもの」とされていて、ストーリーを語るうえで欠かせない
有形、無形の文化財群を地域が主体となって整備・活用し、国内だけでなく海外へも
発信していくことで地域の活性化を図ることを目的としています。http://www.sankei.com/region/news/160426/rgn1604260032-n1.html
昨年は18、今年は19の地域のストーリーが認定されました。
今回、認められた新潟県のストーリーは 信濃川と冬の雪の中で形作られた縄文文化を「日本文化」の源流と位置付け 特徴的な文化財として火焔型土器を前面に押し出しています。
タイトルの「なんだ、コレは!」とは、この土器に美を見出した芸術家・岡本太郎氏が 土器を見て叫んだ言葉だそうです。
すでに文化財を訪ねるツアーなども計画されていて これからの新潟の活性化に重要な価値を持つと期待されています。
新潟に限らず、他の地域や日本全体の活性化へつなげられるよう これからの日本遺産に注目したいところです。
執筆:街コミNAVI編集部