現在、日本には多くの社会問題が存在し、社会問題は尽きることはないとおもいますが 最近新しく話題となってきているのが子供の貧困という問題です。

家庭環境で学力などにも影響が出てくることなども研究で示されていますし 子供たちが夢を持ち生きていくことができる社会の実現への関心が高まっています。

そんな中、日本財団とベネッセホールディングスは5月23日に会見を開き 子供の貧困対策プロジェクトを推進することを発表しました。

家でもなく学校でもない「第3の居場所」を全国に100か所設置して、学習や日常生活に関する 様々な点で子供たちを支援する方針で、今年11月に埼玉県戸田市に第1号拠点を設ける 予定であることも発表されました。 入所対象は3、4歳から10歳程度の子供を想定し 利用料金は世帯の取得などによって変動する予定。

予算も50億円を用意していて、相当な気合の入り方です。

第1号拠点を戸田市に開設することにした理由としては 「戸田市長など自治体の意欲」などがあるそうです。

戸田市は埼玉県の中でも有数の子育てに関心の高い自治体で 「地域子育て応援タウン」第1号の認定を受けた自治体です。

子供の貧困支援という面でも積極的な姿勢を示していて そうした点が評価されたということですね。

戸田市としては、この事業に関して市からの予算も検討する予定だそうです。

こうした問題は民間と公的機関双方の協力がなければ解決しないと思いますし これから始まる一大プロジェクトの中で、戸田市がモデルケースとして どんな活躍を見せてくれるのか注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部