皆さんは、仙台を舞台にした小説、小説家というと誰を思い浮かべますか？

近年の作家だと、伊坂幸太郎さんの作品の多くが仙台を舞台に描かれていることで 有名ですね。 伊坂さんは東北大学卒、仙台在住ということですから やはり仙台に思い入れがあるのでしょう。

さて、映画化も多くされている伊坂さんの作品ですが「ゴールデンスランバー」の 映画のロケにも使われたれんが下水道が、一般公開されることになりニュースと なっています。

仙台市青葉区にあるこのれんが下水道、1900年12月に完成したもので完成からなんと 115年が経っているのですが、今も現役で使用され、2010年度の土木学会推奨土木遺産 にも認定された、歴史的な価値のある下水道なのです。

仙台市は青葉区内の西公園に無料の見学施設を整備し、らせん階段で8メートル降りて 下水道内部を見学できるようにする予定で、下水道のうちの約40メートル分を 公開する予定だそう。

現在も現役で使用されている下水道なので、予約を受けて仙台市職員が同行する仕組みに なるそうで、10月の公開を目指しています。仙台の下水道の歴史は日本でも 東京、大阪に次いで3の番目古さを持っていて、その歴史をアピールしていきたい との事。

普段ならみたいとは思わない下水道だけに、なんでもやはり歴史を持つと、見る価値の あるものになるんだなと思わされますね。伊坂作品のファンの聖地となるのかは わかりませんが、雰囲気あるレンガの下水道、是非機会があれば訪れてみては いかがでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部