皆さんは夏の食べ物といえばどのようなものを連想しますか？ 暑い夏に食べるものの特徴といえば、食べるだけで涼しさを感じられるものが多いのではないかと 思います。

今回、奈良ではそんな夏感じられる食べ物に関するイベントが開催され 大勢の人々で賑わったようですね。 奈良にある下御門商店街で開催されたのは、この奈良にある商店街全体を使用した 「流しそうめん」の大会なんだそうです。

流しそうめんといえば、奈良に限らず夏の食べ物として人気のあるそうめんを竹等でできたレールに そうめんを流し、それを箸で掴んで食べる日本独特のそうめんの楽しみ方というのは多くの人が 知っているのではないかと思います。

今回、この奈良の商店街では商店街活性化のために全長90メートルの商店街のアーケードの中を 80メートルに渡る竹台を製作し設置したということでかなり規模な流しそうめんのイベントに なっているのではないでしょうか？

しかし、このそうめんを流すというこの流しそうめんという発想は一体どこからきたのでしょうか？

実はこの流しそうめんという夏の風物詩とも言える文化は昭和三十年ごろに発祥したそうで その発祥の地は諸説あるそうですが、そのどれもが涼を得るためにそうめんを流したというところは 一致しているようですね。

当時はまだクーラーや扇風機などの涼しさを得るための方法が少なかった時代なので 流しそうめんのように水に流すことによって涼を得ていたのでしょうね。

今ではそんな当初の理由は忘れられているかもしれませんが、楽しさや風物詩として流しそうめんは 全国的にも楽しまれているのではないかと思います。


 執筆：街コミNAVI編集部