地方創生が大きな目標として掲げられる中、各地方自治体では移住者を増やそうと様々な受け入れ 態勢がとられていますが、実はここ最近若年層でも地方に移住したいと考えている人が増えている というのをご存知ですか？

そんな地方移住について、移住したい県のランキングというものが毎年作れらているのですが （NPO法人ふるさと回帰支援センター作成）2015年のランキングから急激に順位を上げた 県があります。

それが島根県で、2014年からは5つ順位を上げたそうです。 上位2県は山梨県と長野県で、首都圏からもある程度近いことで根強い人気を誇っているのですが 島根県がなぜそんなに人気があるのでしょう？

それはもちろん、島根県のもつ文化や遺産によるところもあると思いますが 島根県の県を挙げての移住者増加計画によるところが大きいようです。

島根県では1992年に、移住定住を促進する事業を推進する機関として、定住財団を設置。 この定住財団と県、市町村による三位一体の移住者受け入れ政策を行ってきました。

移住ポータルサイト「くらしまねっと」を開設して、求人情報や住宅情報、移住体験情報などを 掲載することで移住希望者の移住後の展望を創造しやすい体制づくりに取り組んできたそう。

そして、自治体が専属の「移住支援コーディネーター」を設置して移住希望者の相談に乗ったり といった個別の細やかなサービスも忘れてはいけません。

もちろん民間の協力体制もあってこそのこうした政策実現ですが、自治体といえども質の高い サービスを提供することで実現できることがあると改めて感じさせられますね。

実際に定住者数が伸びていくことに期待したいです。


 執筆：街コミNAVI編集部