皆さんの家には、VHSのビデオはまだ残っているでしょうか？

DVDやブルーレイの普及ですっかり出番がなくなったVHSですが、多くの家庭にはまだVHSのテープが 残っているのではないでしょうか？

このVHSのデッキを巡って、大阪府の大東市の電機メーカーの動向が最近注目を集めていたのを ご存知でしょうか？ 注目を集めたのは大東市に本社を置き、現在ではグローバルに事業を展開する 船井電機（FUNAI）で、日本国内で唯一VHSの家庭用ビデオデッキを生産していた会社です。

その船井電機が、今年の7月末でVHSビデオデッキの生産完了を発表したのです。

船井電機は1951年大東市創業。1987年にホームベーカリーをヒットさせ、松下電器（当時）と ともにこの分野での草分けとなり、ブームを引き起こし、消費者の認知度を高めました。

様々な電気機器を製造・販売してきた実績があり、設立当初から大東から世界へ、海外に向けた 事業を展開していて、近年はほぼ海外を販売拠点として、液晶テレビやBD/DVDレコーダー 3D対応BDプレイヤー、デジタルハイビジョンチューナーなどの製品を主に製造しています。

日本国内向けにDVDレコーダー・VHSビデオデッキを製造・販売する唯一のメーカーであり ニッチな市場への製品供給が得意ということでも知られています。

しかし、ついにその船井電気もVHSの製造を終了するということで、これからあたらしい ビデオデッキを購入するのはどんどん難しくなる模様。もし大事なVHSの内容をまだDVDや ブルーレイに移していないという人は、早めにデータ移行を行っておくべきとのことです。


 執筆：街コミNAVI編集部