皆さん、家電メーカーというとどんな会社が思い浮かびますか？

現在さまざまな企業の合併吸収なども増えて、もはや日本のメーカーではなくなってしまった 家電メーカーもありますが、やはりSHARPやSONY、Panasonicといったグローバルに活躍してきた 企業がぱっと思い浮かぶのではないでしょうか？

しかし、日本には、国内ではあまり知名度は高くありませんが、日本を代表する家電メーカーとして 活躍する企業があります。

それが、大阪府大東市に本社を置く「FUNAI（船井電機）」です。 1961年創業し、1976年から大東市に本社を構えるFUNAIは、設立当初から国外向けに製品を製造。 最近では国内唯一のVHSデッキの製造メーカーとして注目されました（7月をもって生産中止）。

一時は国内市場にも参加し、ホームベーカリーなどの火付け役にもなりました。 現在でも「DX BROADTEC」という別ブランドとして国内市場に参加してはいますが、FUNAIとしての メインターゲットは国外で、国内での存在はそれほど大きくはありません。

そんなFUNAIが2017年春から10年間、家電量販最大手のヤマダ電気だけに液晶テレビを納めることが 発表され、今大きな話題を呼んでいます。FUNAIブランドでの国内市場参戦は11年ぶりになり 国内で販売を拡大したいFUNAIと、安価な国内メーカーのテレビの品ぞろえを増やしたいヤマダ電機の 考えが一致した格好とのこと。

実はFUNAIとヤマダ電機が手を組むのはこれが初ではなく2006年にも一度業務提携を行っています。 今回はしっかりとお互いにとって良い成果をあげられるのか、大東から世界に羽ばたいたFUNAIですが 大東から日本国内にも羽ばたけるのか、注目ですね。


 執筆：街コミNAVI編集部