昆虫を食べたことはあるでしょうか？テレビなどで見ることはあっても、実際に食べてみたことが ある人は、少数なのではないでしょうか？

そんな虫を食べる文化「昆虫食」を知ってもらおうという企画が、兵庫県伊丹市の博物館で 開催されたんだそうです。 伊丹市昆虫館で開催され、学芸員スペシャルトーク「虫を食べるはなし」と題し、開催された このイベントは夏休み中の子供たちを主な対象とし、親子連れら約50人が参加しました。

副館長で昆虫食に詳しい坂本昇さんが、世界では1,900種の昆虫が食べられていることを説明し 国内でも長野県や岐阜県で蜂の子やイナゴが食べられていることを紹介しました。

その後にはなんと試食会を開催、コオロギやガの幼虫のフリーズドライ、イナゴのつくだ煮などが ずらりと並べられました。子供たちは最初は恐る恐る手を伸ばしていたものの、慣れてくると 次々と昆虫料理を口に運んでいました。

よく考えれば、私たちは小さなころは何でもかんでも口に運んでいたような気がしますし、昆虫も全然 怖くなかった気がしますが、いつから虫を触れなくなり、食べられないものと思うようになったん でしょうね。

伊丹市昆虫館は昆陽池（こやいけ）公園内にある昆虫博物館で、伊丹市の市政50周年を記念して 開館した施設で、1990年にオープンして以来、長きにわたって愛されていますが、9月1日から 設備改修工事で休館となるため、このイベントが休館前最後のビッグイベントとなりました。

再開後も、こうした一風変わった企画を開催し続けてほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部