



2016.10.14.
苫小牧市内でメガソーラーの着工
苫小牧市内の林地に大型の蓄電池を備えたメガソーラーの着工が始まりました。 空港の敷地から南に1キロメートルほどの場所で、平坦な林地を造成してメガソーラーを建設する ようです。
用地の面積は78万平方メートル...といってもどれくらいの規模なのかあまりわかりませんね。 よく見る東京ドーム何個分、という表記だと、東京ドーム約17個分だそうです。
情報元ソース:スマートジャパン
大型の蓄電池を備えたメガソーラー着工、太陽光発電の出力変動を抑える
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161003-00000006-biz_it_sj-bus_all
苫小牧市内のメガソーラーの運転開始予定は2018年8月、発電能力は38MWに達し、年間に
3,700万kWhの電力を供給できて、一般の家庭の使用料(年間3,600kWh)に換算して
1万世帯分を越えるようです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161003-00000006-biz_it_sj-bus_all
太陽光発電では天候によって出力が変動する問題が常につきまとっています。
出力変動には短い周期と長い周期の2種類があり、このうち短周期の変動幅がおおきくなると 火力発電の出力調整で対応できなくなってしまいます。
そうなると電力の周波数が不安定になり、企業や家庭で使う電気機器に悪影響を及ぼす可能性が あります。それを太陽光発電による短周期の出力変動を蓄電池で吸収して緩和すれば、火力発電の 出力調整で対応しやすくなります、電力会社はこの出力の変動に合わせて火力発電の出力を 調整しながら、企業や家庭に供給する電力を安定化させています。
苫小牧市に建設するメガソーラーでは、発電設備全体の出力をエネルギーマネジメントで 監視しながら、出力が急増した場合には蓄電池に充電して吸収し、逆に出力が急減すると蓄電池から 放電して変動を緩和する仕組みです。
苫小牧市のプロジェクトを皮切りに、合計5件のメガソーラーを北海道内で進めているそうです。 いずれも発電能力が20MWを越えて、大型の蓄電池を併設する事が条件になり、2019年度末までに 5ヶ所、全ての運転を開始する予定だそうです。
苫小牧市を始め、楽しみなような少し違和感のあるような景色になりそうですね。
執筆:街コミNAVI編集部