京都というと京都市内が取り上げられられることが多く、京都府内のお祭りというと、祇園祭などの 京都市中心街についての話題が中心になりがちですよね。しかし京都には、京都市中心部以外にも 趣深い町が多くあります。

京都市の西、丹波地方にある亀岡もそんな街の1つ。 そんな亀岡で、この10月亀岡祭が開催されました。亀岡祭は口丹波の祇園祭として親しまれている 鍬山神社の鍬山宮・八幡宮二社の例祭。

亀岡最大の秋祭りとして、毎年大いに賑わうお祭りで、京都の祭りらしく、町中に山鉾が建てられます。 京都府登録無形民俗文化財・亀岡市指定無形民俗文化財の「亀岡祭山鉾行事」として登録もされている 由緒あるお祭りです。

10月の初めに神事始めに入り、山鉾の巡航順を決めるくじ取り式、その後の御神輿飾りなどの準備を 経て、10月23日に宵々山、24日に宵山、25日に本祭となりました。

神事ではありますが、もちろんお祭りなので、多くの屋台やイベント、パフォーマンスなどが行われて 亀岡の地元の人を中心に、市外から来た人たちも多く集まり、大盛況の中、無事本祭を迎えました。

本祭では、巡行順を確認する「くじ改め」が行われた後、優美に飾り付けられた11基の山鉾が 亀岡市中心部の旧城下町を巡行しました。開催されている亀岡市街地が城下町だったということも あって、京都市の祇園祭とはまた違った趣があって素敵ですよ。

まだ亀岡に行ったことがないという方も、始めていくのには最適なお祭りだと思うので また、来年以降機会があれば行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部