現在は産学官連携も活発に行われていますし、高校生や大学生が地域社会に対して様々な働き かけを行うということも増えてきていますよね。

これからの若者は情報化社会やテクノロジーの進歩によってより大人顔負けの活動ができる事で しょうし、期待したいところですが、冷静に考えてみると、意外に高校生と大学生の連携など 少し立場の違う若者同士の連携があまりないことに気付きませんか？

高校と大学の、いわゆる高大連携は、あるにはありますが、知名度、数などの面でまだまだ十分と は言えません。そうした状況の中で、新たに高校と大学の連携が発表されて注目を集めている のが、青森県八戸市です。 今回教育や研究面での連携を発表したのは、ともに八戸市の八戸工業大学と、八戸工業高校。

相互に教育・研究面などでさらに協力関係を強化する高大連携協定を11月28日に結びました。 八戸工業高が大学と協定を結ぶのは初めてですが、八戸工業大学は今年3月に岩手県の種市高校と も協定を締結済みで、高校との協定は今回で二例目となります。

とはいえ、青森県内の高校との連携は初めて、それも同じ八戸市内ということで、単に教育や 研究の充実だけでなく、地域活性化へ、連携しながら貢献することなども期待できますよね。

地域の枠を超えた連携はお互いの強みを生かすことができますし、同地域での連携は強力な 地域のパワーとなる、そうした実践を、全国の高校や大学でも行っていってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部