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2017.08.07.

八戸で『加賀美流騎馬打毬』開催


この時期になると例年全国各地でお祭りやイベントが開催されますよね。そうしたお祭りやイベントにも様々なものがありますが、それらの中には昔から続いている伝統のイベントなども多くあります。

長く続くイベントなどは自然と人々によって守られて続いていくと私たちは思ってしまいがちですが、実際には存続の危機を迎えているものなども多くあり、それを守ろうとしている人たちも多く活動しています。

そんな中、青森県八戸市で例年8月2日に開催されている「加賀美流騎馬打毬」もそうした伝統の行事の一つ。
情報元ソース:デーリー東北新聞社 歴史ある加賀美流騎馬打毬守ろう 支援する会が募金呼び掛け/八戸
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00010000-dtohoku-l02
現在、この歴史ある伝統武芸を守ろうと多くの人が活動し、今年も無事開催されました。

加賀美流騎馬打毬は八戸市の長者山新羅神社の境内で開催される武芸行事で、1817年に武芸奨励のため当時の八戸藩主が神社への奉納行事として始まったといわれています。

紅白の組に分かれた馬上の騎士が球を奪い合いゴールへと投げ入れる、武士道を基調とした古典競技で、現在では八戸市と宮内庁と山形市の3か所にしか残っていない伝統武芸なのだといいます。しかし八戸市では、馬のエサ代などの維持費もかさみ、行事の維持は厳しい状況に。

そこで2年前に「南部打毬を支援する会」が発足し、募金などの支援活動を行っています。

今年も行事の当日に募金活動が実施され、来年以降の存続に向けてすでにスタートを切っています。皆さんも自分の住む地域に、存続の危うい・やむなく終了してしまった行事などがないか調べて、何かできることはないか考えてみるのはどうでしょうか?


 執筆:街コミNAVI編集部