タマネギの国内生産1位といえば、北海道北見市。最近ではこのタマネギを使ったご当地グルメ 「オホーツク北見塩焼きそば」をアピールしているそうですが、実は隠れたソウルフードがある ようなんです。

それが…「北見式焼き肉」です。 北見市内の焼き肉店の数は約40店。人口比で北海道の自治体中、最も多いらしいですよ。

北見観光協会の方のコメントを見てみると「市民は居酒屋感覚で焼き肉店に寄ります。 とにかくみなさん焼き肉が大好きですね」とのこと。居酒屋感覚で焼き肉！？と驚きも ありますが、ジンギスカンなどもありますし、寒い時期などは食べながら暖まれるという事で 一石二鳥ということなのでしょうか。

個人的には飲みと食べるのは分離させたい方ですが。

北見式焼き肉のルーツは昭和30年代。当時は豚肉を入れた鍋料理が盛んに食べられ、調理の際に 手に入る豚ホルモンの焼き肉が人気を呼んだとのこと。今も北見式焼き肉はホルモンが中心で 中でもホルモンの一種サガリ（横隔膜)が人気だそうですよ。

ちなみに味付けの特徴は、事前に味付けをせず塩コショウを振るか、焼いたあとに生ダレを つけることです。

毎年冬には「極寒の焼き肉祭り」も開催。1,500人を超える人たちが400個の七輪で一斉に肉を 焼き、氷点下の北見の冬空に白い煙が立ち上る様子は圧巻、だそうです。

来年で18回目で、2月3日に行われるとのことです。豚ホルモン、牛サガリ、豚肩ロースが それぞれ100グラムずつ、タマネギ半玉に、焼酎・ソフトドリンクの飲み放題がついて 入場料は2,000円と、なかなかにお得ではないでしょうか。

もし北見方面に旅行される方がいらっしゃれば、ぜひこの「極寒の焼き肉祭り」に参加して みるのも良いかもしれません。


 執筆：街コミNAVI編集部