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2017.02.06.

一関市もちマイスター検定


冬、特にお正月は食べたという方が多いでしょう、「お餅」に関するニュースです。

岩手県の一関地方では、日本の中でも特に「もち文化」が発展しているそうで、正月や年越しはいう間でもなく、田植えや稲刈りなどの農作業や季節の節目にペッタン…冠婚葬祭にペッタン、入学式や卒業式にペッタンと…年から年中お餅を食べているそうです。
情報元ソース:一関市公式観光サイト いちのせき観光NAVI もちマイスター検定を実施します | お知らせ |
http://ichitabi.jp/information/page.php?p=556
しかも一関地方にはなんと「もち暦」なるモノも存在しているそうで、年間60日以上ももちに関わる行事などが書かれているそうです。

そこで1月15日には一関地方の餅食の知識を問う「一関市もちマイスター検定」が開催されました。主催したのは「一関もち食推進会議」という機関で…これでもかと言わんばかりに餅への愛が伝わって来ますね…。

検定内容は一関市内外の22人が座学や実技講習を通じて餅本膳の作法などを学び、餅食文化の継承者を目指し、筆記試験に取り組むというものです。一関市で開催されるのは何と2回目。合格者は「もちマイスター」として、餅の歴史や種類、食事のマナーなどを伝承していくことになるのだとか。

そもそも「もち食」が文化として広まるきっかけは、江戸時代のこと。

この地域を治めていた伊達藩の命で、毎月1日と15日には餅をついて神様に備え、平安無事を祈り、休息日とする習慣があったそうです。しかし神様には白い餅を備え、農民たちはクズ米に雑穀を混ぜた「しいなもち」という白くない餅を食べていたというのが現実。この「しいなもち」をなんとか美味しく食べようと工夫する中で、独自の餅食文化が開花したのが歴史背景にあるようです。

宗教的な祭儀にまつわる食文化が今に伝わるというのはよくありますが、一関の餅文化に見る、あるものを美味しく食べようという姿勢は、今も昔も変わらず日本人ならではの美徳と言えるのではないでしょうか。


 執筆:街コミNAVI編集部