世の中には実に様々な大会が実施されていますよね。

スポーツなどの大会はわかりやすいですが、そのほかにも芸術の大会やグルメの大会などもあり、中にはかなりジャンルを限定した、少し変わった大会なども開催されています。

ちなみに岩手県一関市では、先日「全国ご当地もちサミット2017 in 一関」というイベント・大会が開催されました。 このイベントはその名の通り、全国の「ご当地もち」グルメが集結して販売されるイベントで、来場者による投票でその中のグランプリも決定するというもの。

今回の開催で6回目を迎え、昨年11月11・12日の2日間、一関文化センター前広場で開催されました。

一関市では伊達藩の治世以来もち文化が息づいていて、今でも冠婚葬祭や季節の行事など、あらゆる節目でもちが食べられています。しかしそんな一関市でも近年はもちの消費量が減少傾向で、近年では餅文化の継承活動が活発化。もちに関するイベントや団体が多く立ち上げられ、このもちサミットもその流れの中で誕生してきました。

2013年に日本の「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された際には、もち文化も紹介され、一関市がその代表として紹介もされるなど、着実に成果が出つつあります。

イベントには全国から29の店舗が出店し、2万5千食以上が販売され、「伊豆黒餅本店」が史上初の2連覇を果たすなど、大きな盛り上がりを見せました。みなさんも一関に訪れた際には、お餅を食べてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部