



2017.02.27.
苫小牧のメーカーが作った除雪剤
環境保全の機運が高まっている現在の社会では、リサイクルなど、廃棄物の再利用が目指されていますよね。各地域では「地産地消」が推し進められる中、地域で出た廃棄物を地域で処分するという点にも注目して様々な工夫を凝らしていくべきではないかと思わされます。
そんな中、北海道苫小牧市では苫小牧の特産品の1つである「ホッキ貝」の殻を使った製品が販売されて、好評を博しているそうです。
情報元ソース:北海道新聞
好評「融けんじゃない貝」 苫小牧産ホッキ貝殻使った融雪剤
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170213-00010001-doshin-hok
食べ終わった後はゴミになってしまう貝の殻、それを利用して作られたのはなんと「除雪剤」だそうです。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170213-00010001-doshin-hok
ホッキ貝の殻を使った除雪剤「融(と)けんじゃない貝」は、廃棄される物を資源として有効活用し、新たな製品づくりや技術開発を目指す「美唄新産業創造研究会」が14年前から開発を重ねて完成させた除雪剤で、苫小牧市の水産加工業「マルゼン食品」と開発したもの。
ホッキ貝の殻は厚みがあるため、滑り止めとしての効果も高いのだそう。現在は企業に試験販売中ですが、非常に好評とのことで、新年度からは苫小牧市内の障害者就労支援施設に技術を引き継いで、本格的に製造・販売を始めるのだそうです。
雪の多い北海道という土地に適した商品が開発されたというのがまたいいですよね。
障害者就労の支援にもつながるということで、いいことづくめのこの新商品。地産地消し、出たごみを再び地元のために活用する。究極の地域資源活用ではないでしょうか?こうした製品開発や資源利用の在り方がこれからどんどん全国に広まっていってほしいなと思います。
執筆:街コミNAVI編集部