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2017.03.24.

大和市が子供の外遊びを推奨する条例


子供時代に外で思う存分遊んだ、という経験があるという人は、むしろ贅沢な子供時代だったと言えるかもしれません。なぜなら、「危険だから」という理由で空き地への立ち入りは禁止され、公園があったとしても「球技禁止」という看板がでかでかと掲げられていたりします。

スポーツクラブに通う子供はいいけれども、そうでない自由な「外遊び」はどんどん制限されています。

ゲームなどのインドアな遊びばかりを行うことへの懸念は高まる一方で、こうした制限をどうにかしなければ、アウトドアでの遊びは縮小するばかりです。

そんな状況を鑑みて、大和市の大木市長は「子ども外遊び条例案」を大和市市議会定例会へと提出する予定だと17日に定例会議で述べました。
情報元ソース:カナロコ by 神奈川新聞 「子ども外遊び条例」提案へ 大和市、自由な球遊びを推奨
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170218-00015784-kana-l14
球技の制限を一部で緩和し、子供の育成を重視するという条例案です。

大和市に先立ち、すでに2013年には東京都千代田区が施行しています。今年4月からの施行を目指し、防球ネットなどの防護策を講じた上で、2020年度までに球技の規制解除を行き届かせるという計画です。

これまでも大和市では大きな千平方メートル以上の公園には防球ネットを設置してきており、市内6ヵ所では完成しています。

予算案は約1億3,500万円と高額ですが、子供たちの育成が第一、という家族に優しい大和市の方針が現れた形です。けがの危険ももちろんあるのですが、やはりアウトドアでのチームスポーツでしか学べないこともあります。

ここは大和市の方針を見守ってみましょう。


 執筆:街コミNAVI編集部