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2017.03.29.

焼津 藤守の田遊び


日本には全国に実に様々な伝統芸能がありますよね。一部の地域にしか伝わっていない伝統芸能などは、継承者不足で消滅してしまったり、消滅の危機に直面してしまったりしていものも多いですが、現在でも定期的に人々の前で披露され続けている伝統芸能もあります。

今でも伝わる伝統芸能にはやはり神事としての側面も強いですから、お祭りや神社などでの神事の際に行われることも多いですよね。

そんな中、静岡県焼津市では国の重要文化財にも指定されている「藤守の田遊び」が、3月17日に、焼津市藤守の大井八幡宮で披露、奉納されました。
情報元ソース:@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 治水、豊作願い幻想的な舞 焼津「藤守の田遊び」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170318-00000008-at_s-l22
藤守の田遊び(ふじもりのたあそび)は、静岡県焼津市(旧志太郡大井川町)藤守に伝わる民俗芸能の田楽(田遊び)です。

1000年以上前に生まれ、元亀年間(1570年 - 1573年)に、現在のような形式を確立したと伝えられています。

1977年に重要無形民俗文化財に指定され、現在でも毎年3月17日に奉納されています。(1961年以前は、旧暦1月17日、新暦2月17日に行われていたそうです。)

奉納される田楽は25番の演目と3つの番外からなり、1年の農作業の行程が模擬的に演じられ、その年の方策が祈願されます。演じるのは薄化粧をして、女性を擬した衣装を身につけた未婚男子で、その衣装や舞は色鮮やかで華やかなものになっているみたいですよ。 青年が女装をする祭事というのは全国的にも珍しいのだそうで、焼津市街から訪れる人もいるのではないでしょうか。


 執筆:街コミNAVI編集部