皆さんの住んでいる地域には、いわゆる「ローカル鉄道」は走っていますか？

日本全国に存在するローカル鉄道は、地元の人たちの生活には欠かせないものとなっていますが、やはり地元密着型の鉄道ということもあって、地域の活性化への取り組みを行うローカル鉄道も多いようです。

そんな中、鹿児島県薩摩川内市では地域の特産品である柑橘類のPRを行うため、ローカル線の駅に柑橘類の植樹が行われました。 植樹を行ったのは、鹿児島本線八代-川内間を走る「薩摩おれんじ鉄道株式会社」です。

もともとはJRの管轄だった路線を第3セクターに移管して2002年に設立された鉄道です。肥薩おれんじ鉄道という名前のとおり、その沿線は日本由うの柑橘類の産地ということで、沿線の駅で柑橘類の植樹を行っているのだそうです。

今回、3月28日に植樹が行われたのは鉄道の終点でもある薩摩川内市の川内駅での構内で、植樹は川内駅で7駅目となったとのこと。薩摩川内市では「いりき」などのブランドきんかんが生産されるなど、特にきんかんの生産がさかんということで、今回きんかんとレモンの苗木、合わせて3本が地元保育園児や「肥薩おれんじ鉄道沿線地域公共交通活性化協議会」のメンバーによって植樹されました。

地方創生への取り組みが全国で広がっていく中、こうした第三セクターや地元企業の地域への尽力というのはますます大事になってくると思います。

皆さんも薩摩川内市に訪れる際には是非かんきつ類を食べてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部