全国各地の自治体が地域PRに余念がない現在の社会。

地域PRの方法には様々なものがありますが、最近では地元を舞台にしたアニメやテレビドラマなどの作品とコラボレーションしたり、その放送に合わせた観光地を整備したりする方法が主な手法の一つになってきていますよね。

そんな中、鹿児島県薩摩川内市では、来年のNHK大河ドラマが「西郷どん」となったことで、さまざまな観光地整備や観光客誘致の取り組みが行われています。 西郷隆盛が愛好したという薩摩川内市内の川内高城温泉では、「西郷隆盛入浴像」の建て替えが計画されているみたいですよ。

川内高城温泉は鹿児島最古の温泉といわれる温泉で、発見者などには諸説ありますが、その歴史は鎌倉時代にまでさかのぼるといわれる歴史ある名湯。西郷隆盛が愛したとされ、西郷隆盛ゆかりのエピソードが非常にたくさん残っているといいます。

件の西郷像は、1990年に大河ドラマ「翔ぶが如く」が放送されたのに合わせて温泉の入り口に設置されたもので、もう30年近く前のものというだけあって色あせてしまっていました。そこで、今回の大河ドラマ放送を機に県の補助金も使いながら、市が1,600万円をかけてリニューアルを行うことにしたのだそうです。

来年3月までに完成させる予定とし、西郷隆盛の愛犬の像も設置する予定とのこと。来年は明治維新150周年ということもありますし、こうしたタイミングでの動きが薩摩川内含め全国で活発化しそうです。

皆さんも是非、イベントなどチェックしてみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部