地域おこし協力隊という活動をご存知でしょうか？

就職口を探していたり、都会を離れて生活基盤を探している若者たちを中心に、人口の少ない地方自治体へ派遣して「地域おこし活動」をしてもらうという試みです。

「隊員」たちにとっては住居や給料をもらえる上に、あまり縁のなかった地域と深くつながりを持てるというメリットがあり、「地域」にとっては青年の若い活動力と発想を貸してもらえるということで一挙両得の企画となっています。

さて、この企画を全国区にした一つの要因が、『幸せ！ボンビーガール』というテレビ内のコーナー。女優の柴 田美咲さんが薩摩川内に住んで、薩摩川内の住人たちと様々な活動を展開してきました。 実は彼女の活動は、地域おこし協力隊の規定年度を超えて続いていました。

本来ならば規定の時間を超えれば地域への協力義務はないはずなのですが、地域と彼女とのつながりは企画を超えて深まり、個人として薩摩川内に留まることを選択したのでした。

そしてこの度、番組内でもたびたび宣伝されてきた、民宿がオープンしました。「こしきの宿」と名付けられたこの宿は、全てが柴田さんと薩摩川内住民らの手作り。築50年のこの民家、リノベーション前とは打って変わってモダンで温かみのある内装に作り替えられています。

5月10日から一般客を受け付けているとのことですが、すでに6月末まで予約で一杯だということで、関係者は薩摩川内の「新たな観光スポットに」と期待を寄せています。


 執筆：街コミNAVI編集部