



2017.04.28.
春日で落書きを消す取り組み
「割れ窓理論」というのをご存知でしょうか?
割れた窓のある地域は「そこに誰も関心を払っていない」というサインになって、放置しておけば軽犯罪が増加してしまう。だから反対に、いかなる割れ窓も放置しないことによって、軽犯罪は低下するという社会理論のことです。
犯罪心理学者ジョージ・ケリングの提唱したこの理論は、治安回復の基本的な理論のひとつとされています。割れ窓といえば校舎を破壊して回るヤンキーのイメージですが、窓に限らず社会において軽犯罪を放置しないという姿勢を見せることは治安を良くするために大変重要なのです。
さて、新学期が始まる前に、通学路にある落書きを消そう、と立ち上がったのは福岡県春日署と春日北中(春日市)の生徒、そして同市地域住民らです。
情報元ソース:西日本新聞
通学路の落書き消す 春日北中、住民らと犯罪抑止 [福岡県]
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/318607
犯罪の目をつむために、「割れ窓理論」によって落書きを消そうという試みです。https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/318607
全部で40人となったこの運動の参加者は、バス停、ガードレールなどに書かれた合計で15ヶ所にも及ぶ落書きを、地元・春日の塗装業者の指導の下消して回ったとのことなのです。
参加した春日北中サッカー部新3年生の一人は、「普段から気づいていた場所以外にも落書きがあって気になった。街の見栄えが良くなった」とコメントしていました。こうやって学生たちが街の治安維持活動に参加することは、教育としてもいい影響が出ることでしょう。落書きが多い地域にお住まいの方は、一度計画してみてはいかがでしょうか。
執筆:街コミNAVI編集部