映画やアニメ、漫画などの作品を巡る聖地巡礼が広く認知され、多くの人たちが行うようになった現在。自治体側としても、人気作品にあやかって地域の活性化に一役買ってもらおうという動きが多くなってきていますよね。

島根県では、5月20日に公開される映画「たたら侍」の公開を機に、地域をPRしていこうという動きが活発化しているのだそうですよ。 たたら侍は、EXILEのHIROさんが初めてプロデュースすることでも話題になった映画で、第40回モントリオール世界映画祭では「ワールドコンペティション部門 最優秀芸術賞」を受賞するなど、複数の賞を受賞しています。

原作・脚本・監督は島根県出身の錦織良成監督で、出雲の伝統的な製鉄技術「たたら吹き」を軸に、戦国時代の青年の物語を描いています。

ロケは島根県を中心に行われ、昨年の夏にはオープンロケセットをテーマパークとして活用した施設「出雲たたら村」もオープンしていました。島根県や県東部の自治体でつくる「映画『たたら侍』支援自治体連絡会」も結成されて、映画で街を盛り上げようという機運が高まっている現在ですが、そんな連絡会が新しく映画のロケ地マップを作り、現在映画の上映館などで配布中なのだそうです。

他にも映画のウェブサイトで自治体のPRを行うなど、とにかくコラボレーションの嵐となっていて、島根の人たちの気合の入り方が伝わってきます。

映画ファンの人、EXILEファンの人、作品を見て感銘を受けたら、島根に足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部