地域の活性化に向けて、全国的に様々な取り組みが行われている昨今ですが、地域を盛り上げるために活動しているのは当然、自治体だけではありません。市民や、市内の企業なども様々に力を尽くして地域の盛り上げにむけて活動しています。

そんな中、鹿児島県鹿屋市では地元のある企業が最近始めたある取り組みがユニークだと注目を集めています。 それが、廃校となった学校を利用してキクラゲを栽培するというもの。

2011年に廃校となった鹿屋市の高尾小学校の体育館に、キクラゲ栽培施設を作ったというのです。この施設を作ったのは、鹿屋市出身で経営コンサルタントをしている竹之内さん。

竹之内さんが昨年立ち上げた株式会社「タケ」が運営を行っていきます。

キクラゲは国内での生産量が少なく、これから普及が見込めるという点から選ばれたのだそうです。温度や湿度調節が容易なことから体育館を利用することにし、建物は市から無償で借り受け、土地代として毎年賃借料を支払うという形なのだそうです。

鹿屋の新しい名物として活用していったり、地域の雇用創出にもつなげたりと、様々な展望があるようです。

5月24日には施設のお披露目会が行われ、地元住民に向けてキクラゲを使ったパスタなどの料理がふるまわれたということです。鹿屋市としてもこの取り組みには期待を寄せているということで、キクラゲが鹿屋名物として親しまれるようになる日もそう遠くはないかもしれません。

是非、皆さんもチェックしていてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部