お酒はお好きですか？世界中には様々なお酒がありますが、もちろんどのお酒にもアルコールが含まれていますよね。このアルコールが生まれるために必要なのが「発酵」であり、発酵のためにお酒には熟成させる機関が必要です。

この熟成によってお酒の味わいなども変わるというほど重要な過程ですし、ワインやウイスキーなどは数年～数十年の熟成期間があるものも珍しくはないほどです。

そんな中、大阪府河内長野市では、このお酒の熟成に関してのある実験が行われているということで注目を集めているそうです。 それが、ダムの湖底で日本酒を熟成させるという実験。

河内長野市にある府内最大のダム「滝畑ダム」の水深30メートルの湖底で熟成を行うというもので、沈められていた日本酒が5月24日に約5ヶ月ぶりに地上に引き上げられました。

知っている人も多いと思いますが、お酒の熟成には温度管理が不可欠で、一定の温度に保つことが重要なのですが、湖底は春から冬にかけての温度が安定していて、熟成によいのではないかと実験が行われました。

実際に深海などでワインを熟成させる試みなどは世界でも行われているんだそうですよ。河内長野市は現在地酒のブランド化に取り組んでいて、市内の酒造と協力してこの実験を行っているということで、これから実際の味を検証するなどして、6月中に結果報告を行う予定としていることです。

現在ご当地ブームでもありますし、ダムで熟成した地酒というと話題にもなりそうですよね。実験結果と、河内長野市のこれからの展開に注目したいところですね。


 執筆：街コミNAVI編集部