ゴルフはお好きですか？ゴルフを愛好する人も多いと思いますが、ゴルフをプレーするのに必ず必要となるのが、ゴルフクラブですよね。

昨年、安倍首相がトランプ大統領の就任後にアメリカを訪れた際、日本の高級ゴルフクラブをプレゼントしたことが話題になったりもしましたが、モノづくり大国、日本の技術はゴルフクラブの製造などの世界でも認められています。

神奈川県横須賀市の町工場では、日本全国の職人の力が結集したゴルフパターが完成し、注目を集めています。 その町工場の名は「三貴」。横須賀で30年以上にわたって鉄道車両部品や配管など、様々な加工品の製造を行ってきた町工場です。

三貴では、創業者の新井晴雄さんがゴルフの指導資格を持っていたことなどから2011年から「サンキプラナリアシャフト」というブランド名でゴルフクラブのシャフトの製造・販売を開始。シャフトのオーダーメイドというこれまでは考えられなかった事業を展開し話題を集めてきました。ここ数年で徐々に知名度を上げてきた中、二代目の宗徳さんが企画し、製造したのが、オリジナルのゴルフパター。

全国各地の職人さんの協力を得ながら3年間をかけて作り上げたのだそうです。1本40万円強で30本限定というプレミアムな商品となっていますが、売り上げ以上に、日本のものづくりのすごさを知ってもらうことや、日本の職人に表舞台に出ていってほしいという想いが強いのだそうです。

この先、ゴルフクラブ製造が横須賀の地場産業になり、横須賀がゴルフクラブの聖地となることももしかしたらあるかもしれません。こうした熱い思いを持った若い社長がいるというのは非常に心強いですね。

横須賀と三貴のこれからに期待です。


 執筆：街コミNAVI編集部