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2015.01.20.

一関に菩薩を見に行こう


みなさんは、有形文化財についてご存知でしょうか?

文化財とは、日本において絵画や彫刻、工芸品などの中で 歴史上、芸術上で非常に価値のある物に大して定められ 国からの保護を受ける事のできる 非常に価値のある芸術品などのことを言います。

今回、この有形文化財に指定された「木造来迎阿弥陀及菩薩像」が 一関にある市博物館にて初の常設展示を行っているそうです。
情報元ソース:河北新報 一関市博物館で、初の阿弥陀菩薩像展
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150118-00000019-khks-ent
平安時代後期頃の作品だそうですが 素晴らしい造形の菩薩像でありながら、時代が古いものなだけに しっかりと原型をとどめている物は無く もし完全な形で現代にも残っていたならば 国宝級といえる作品だそうです。

一関ではもともと、この菩薩像を 住民たちの力で建てた収蔵庫に納められていたそうです。

しかし、その収蔵庫の修理の為に、同じ一関の博物館に 一時的に保管するとの事になり 今回のこの初の常設展示となったそうです。

阿弥陀と菩薩が、極楽浄土まで導く意味を表現する絵画等はよくありますが この一関で展示されている像のように 図画でなく木造の像にて表現されているものは珍しいのだそうで 正に有形文化財としてふさわしい作品なのだろうと思います。

このような、木造の菩薩像が完全な姿とは言わないまでも 現代まで残っている事はすごい事だとは思いませんか?

何百年もの年月が過ぎても、なおも芸術としての価値も高く 歴史的に見ても重要な作品を見る為に 一度、一関まで足を運ぶのも良いのではないでしょうか?


 執筆:街コミNAVI編集部