主婦・主夫の方にとってスーパーで欠かせないコーナーが「総菜コーナー」。今晩のおかずにもう一品、あるいは今晩のメインディッシュに、といろんな使い方ができる総菜が比較的安価で売られているのが特徴です。

スーパーによってもこのコーナーの質や量が異なりますし、単に仕入れだけが勝負ではないという点で、ここに競争ポイントをもってくる店もあるようです。

そんな中、「爆盛り」を売りにしている総菜コーナーが千葉県八千代にあるそうです。 爆盛りといえばラーメンやローストビーフ丼、からあげといったボリューミーな学生メニューと言った感があったのですが、近ごろこの試みが人気を博しているというのです。

そのスーパーこそ、千葉県のてらお食品（八千代市）

から揚げ1.1キロ888円、焼きそば1.8キロ777円、いなり30個699円と、1,000円以下の商品にこれでもかと量を意識した「爆盛り」商品をそろえているのが特徴。爆盛りによる「お得感」と生産コストダウンというほかにはない戦略でスーパー間競争を勝ち抜こうというのがこの八千代市のスーパーです。売れ筋はから揚げ。多い時は日に50パックを売り上げるといいます。

このように総菜に特徴があればおかず目当てでほかの商品も買ってくれるだろうという狙いがあります。この八千代のてらお食品が目指す、「値段ではなく生産力・商品力で勝負」、という戦略はある意味でデパ地下に近いものともいえそうです。

八千代のスーパーのみならず、スーパー・コンビニ業界での総菜は好調。日本総菜協会の発表ではここ七年連続で市場を拡大しています。今日のおかずは、総菜コーナーで決まり？


 執筆：街コミNAVI編集部