恐竜はお好きですか？太古の生物や恐竜にロマンを感じるという人も多いと思いますが、恐竜というとどんな地域を思い浮かべますか？福井県など、恐竜で有名な地域はいくつかありますが、関西で恐竜というと有名なのが、兵庫県の丹波地域。

これまで複数の恐竜の化石が発見されてきましたが、そんな丹波で発掘された恐竜たちが展示されているのが、三田市の「人と自然の博物館」です。 人と自然の共生をテーマにした博物館で、2006年丹波市で発見された大型植物食恐竜、同時に発見された他の恐竜や小動物の化石を展示しています。

また、恐竜化石のクリーニング作業を行う施設「ひとはく恐竜ラボ」では、その作業を間近に見て、研究員などによる解説もうけることができるということで、現在では恐竜が目玉の施設となっていて、三田市も恐竜のイメージがだいぶついてきています。

博物館は1992年に開館し、今年の10月で25周年を迎えるということで、25周年を記念して、動物や植物化石など様々なテーマについての展示を4期に分けて実施中なのですが、9月2日からは、大型肉食恐竜デルタドロメウスの全身復元骨格の展示が始まり、組み立て作業が公開されました。

模型は近縁種からの類推で復元されたレプリカ標本を国立科学博物館から借りたものですが、原寸大ということで迫力がありますし、標本を組み立てる過程などは普段なかなか見ることもできませんから、この公開組み立てに三田市内外から恐竜ファンがやってきたということです。

三田に住んでるけどこれまで博物館に行ったことがないという人も、この25周年のイベントが多く開催されている時期に一度行ってみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部