日本には実に様々な記念日がありますよね。公的に決められたものだけでなく、企業や業界などが決めた記念日もたくさんあり、毎日何らかの記念日を迎えていますが、10月14日が何の日だったか、皆さんはご存知ですか？

じつはこの日は、「鉄道の日」。1872年、日本で初めて新橋～横浜間に鉄道が開業したことを記念して定められた記念日です。

…というわけで、今年は土曜日ということもあり、全国各地の鉄道でイベントが開催されましたが、岩手県を走る三陸鉄道では、少し変わったセレモニーが開催されました。 それが、女性運転士誕生を祝うセレモニー。岩手・三陸鉄道で11年ぶり、史上2人目となる女性運転士がこの日、独り立ちすることを記念してのセレモニーが開催されたというのです。

この日正式に運転しデビューしたのは、岩手県宮古市出身の宇都宮さん。宇都宮さんは子供のころから鉄道ファンで、高校卒業後は西武鉄道に入社。しかし、三陸鉄道が乗務員を募集していることを知り、昨年4月に岩手に戻り三陸鉄道に就職。

6月に運転士の国家資格を取得し、研修を受け、この日ついに正式デビューということになりました。三陸鉄道は東日本大震災で大きなダメージを受け、2014年に全線開通を果たしたばかり。

岩手の復興の象徴の１つでもある三陸鉄道の運転士として、そして女性の社会進出が進む中で生まれた女性運転士として、様々な期待を背負ってこれからも頑張っていってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部