日本中、世界中で巻き起こる社会問題の中でも、世界的な問題となっているものの代表格といえば、やはり地球環境問題ですよね。

日本でも、かつては豊かだった自然がなくなったことによって様々な生き物が絶滅してしまうなどしていますが、川などで、豊かな自然、きれいな水を象徴する生き物としてよくもちだされるのが、ホタルではないでしょうか？

日本の多くの川でかつてはよく見られたホタルがいなくなり、そんなホタルを呼び戻すための活動を行う自治体や市民団体も出てきていますが、静岡県磐田市では、ホタルの飼育舎が新たに建設され、本格的なホタルの飼育に乗り出しました。 建設されたのは磐田市の「ひょうたん池」

ひょうたん池は磐田屈指の湧水池で、多くの水生生物やトンボ、メダカなどが生息している池。しかしひょうたん池でも昔に比べると環境の悪化がすすみ、ホタルが生息するには環境の保全が必要な状況に。そこで、市民団体「ひょうたん池自然を考えよう会」という団体が22年前に発足され、現在では同会が水質保全活動などを行っています。

今回、新設されたホタル飼育舎も会が新設したもので、市民からの資金協力を得て、今回15年ぶりに建て替えたのだといいます。

同会では毎年初夏にホタルの鑑賞会を行い、その他環境保全活動、地域住民や子供向けの環境教室の開催など幅広い地域貢献活動を行っていて、昨年は環境保全功労知事表彰を受賞したほど。磐田に住んでいる人は是非一度、ホタル観賞会に参加してほしいですし、会の主催するイベントや勉強会などにも一度参加してみてはどうでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部