近年、日本には多くの外国人観光客の人が訪れているといわれていますよね。

最近では日本に定住する外国人の数も増えてきているということですが、やはり外国の人が日本に観光に来て、そして住んで困るのが文化の違い。…特に宗教的な部分で問題が起きやすいものですが、そうした文化や宗教の違う人たちのための取り組みも多く進められています。

文化や宗教の差が色濃く出るのが食事ですが、東京・浅草では、11月21日にハラール食の国際イベント「ハラールエキスポジャパン2017」が開催され多くの人が訪れました。 ハラールとはイスラム法で許された項目のことで、日本では一般的にイスラム教徒が食べられる料理のことを指します。

浅草のハラールエキスポジャパンは、東南アジアのイスラム教徒の旅行者などが増えている状況に対応するために3年前から開催され、今年で4回目を迎えるイベントで、事業者向けの見本市、商談会となっています。

イベントでは食品以外にもイスラム教徒の人が使うことのできる化粧品など、様々なジャンルの商品が展示され、昨年に続き、今年もイスラム教徒の人やその関係者を中心に多くの人が浅草に押し寄せました。

浅草のある台東区でもイスラム教徒の受け入れ促進事業が進んでいることもあって、台東区もブースを出展し、全国の自治体も出展するなど、官民挙げてのハラール促進イベントとなったようです。

こうした宗教への寛容さが日本人の強みだとも思いますし、これからもこうした寛容性を失わずにいたいものですね。


 執筆：街コミNAVI編集部