日本は世界的にもモノづくり大国として有名ですよね。

科学技術など、様々な分野で世界のトップも走っていますし、日本各地にそうした工業や産業で有名な地域もいくつかあります。そうした、工業や産業の集積地の1つとして有名な場所の1つとして、茨城県日立市を思い浮かべる人も多いと思いますが、日立市では現在、海外との産業交流プロジェクトが行われています。 そのプロジェクトが「地域間交流支援事業（RIT）」

RITは、日本貿易振興機構（ジェトロ）が実施している取り組みで、日本各地の中小企業がグループ単位で海外地域との間でビジネス交流を進め、商談することを支援するもの。輸出や技術提携、共同製品開発等が行われ、ひいては地域産業活性化に資することを目的としています。

日立市では、市の日立地区産業支援センターがこの事業の支援を受け、ドイツの自動車関連企業との交渉を進めてきました。

互いに現地を視察するなどして交流と意見交換を行ってきましたが、今月にはドイツ側の経営者が日立市、茨城県を訪れ、今後について話し合いました。日立市としても手ごたえはあるようで、これからも交渉を続け、部品の受注などを目指したいということです。

日本のモノづくりの現場を支えるのは中小企業ですし、近年はドラマなどの影響で中小企業を見直す社会的風潮も出てきている一方、後継者問題などの問題も取りざたされる中、日立市やこれからの国の取り組みにも期待がかかるところですし、皆さんも注目して下さいね。


 執筆：街コミNAVI編集部