今年も新年が明けて、時間が経ってきましたが、今年は干支が戌ということで、全国各地、様々な場面で戌に関するイベントが開催されていたり、グッズが販売されたりしていましたね。

近年は猫ブームが強いとはいえ、日本人にはペットとしても愛され続けて、昔からなじみが深い犬ですが、東京・中野では、そんな犬をテーマにした展示が博物館で開催されているのだそうです。 それが、中野区立歴史民俗資料館で開催されている「犬の絵馬と動物たち」です。

中野区立歴史民俗博物館は1984年に名誉都民である山﨑喜作氏から資料館用地に役立ててほしいと土地2,600平方メートルを寄付されたことを契機に、郷土の文化遺産を保存し展示活用していくために、1989年「山﨑記念中野区立歴史民俗資料館」として開設したもので、常設展と、年に3・4回程度の企画展が開催されています。

そんな資料館に保存されている「絵馬」のうち、戌年にちなんだもの約50点をはじめとする、戌に関する所蔵品を一挙に展示するのがこの企画で、絵馬のほかにも、東京の郷土玩具「張り子」の犬を集めた「ハリコレ」をはじめとしたさまざまな犬に関する工芸品などが展示されています。

「犬公方」として知られる江戸幕府5代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」にちなんだ「戌年生まれの犬公方・綱吉と犬屋敷」コーナーなど、、ユニークな企画も目白押しとなっています。

子供はもちろん、大人も行ってみると面白いでしょうし、これまで地域の資料館に行ったことがなかったという人も、この機会に一度訪れてみてはどうでしょうか？企画展は2月9日まで開催中です。


 執筆：街コミNAVI編集部